マイクロ波合成装置

Discover 2.0

マイクロ波合成装置

Discover 2.0

概要
Discover® 2.0 は、有機物も無機物も合成できる極上のマイクロ波反応装置です。業界最高レベルの300mL単一モードマイクロ波キャビティ、直感的に使えるソフトウェア、そして10インチのタッチスクリーンインターフェイスを搭載しているため、数秒で反応のプログラミングができ、最善の合成収量を数分で達成します。
機能
  • 単一モードのマイクロ波装置で最も幅広い加圧容器のサイズが利用可能 - 10mL・35mL100mL
  • ガラスやテフロンを透過する革命的な新しい赤外線温度センサー - iWave
  • 過剰な圧力に安全に対処できる排気・再密閉テクノロジー
  • 速度を変えられる電磁攪拌と圧縮空気による急速冷却
  • アップグレードオプション:自動サンプラー - 12/48ポジション、ガス添加、フローセル
Quick Links

マイクロ波の利点

化学合成の絶対的最高のアプローチ

洗練されたエネルギー形態であるマイクロ波は、加熱に関して合成化学に独自の利点をもたらします。1, 2, 3 反応の加熱が容積に合わせて直接行われ、他の加熱方法よりも素早く反応が起こります。このようなマイクロ波の特徴により、有機化学の反応では合成収量が増加し、材料化学や無機化学では正確な結果のために反応条件をより制御できるようになります。このような明確な利点により、マイクロ波エネルギーは、医科学やナノ材料合成などの業界や教育機関の研究施設などで、標準仕様となっています。
Microwave Synthesis – Heating vs. Conventional
Conventional Heating
Microwave Synthesis – Heating vs. Conventional
Microwave Heating
1 Dudley, G. B.; Richert, R.; Stiegman, A. E. Chem. Sci. 2015, 6, 2144-2152.
2 Chen, P.-K.; Rosana, M. R.; Dudley, G. B.; Stiegman, A. E. J. Org. Chem. 2014, 79, 7425-7436.
3 Hunt, J.; Ferrari, A.; Lita, A.; Crosswhite, M.; Ashley, B.; Stiegman, A. E. J. Phys. Chem. C 2013, 51, 26871-26880
iWave Temperature Control for Microwave Synthesis
正確性

iWave - ガラスやテフロンの向こう側が見える赤外線

史上初めて、単一モードのマイクロ波合成装置がインテリジェントな赤外線センサーであるiWaveを利用し、容器ではなく、ガラスやテフロンの向こう側にあるサンプル自体の温度を計測できるようになりました!新しいテクノロジーによる強力な機能の向上によって、高価で壊れやすい内部光ファイバープローブが必要なくなり、さらに利用可能な測定方法の中で最も正確で反応の良い温度計測ができます。
Safely Vent Pressurized Microwave Synthesis Vials
安全性

Activent — 安全な加圧反応

Discover 2.0 の特許取得済み圧力管理テクノロジーは自動圧力制御の最新技術で、加圧反応を行う安全な方法です。このシステムは、反応中に発生した気体副生成物を自動的に放出し、システムの裏側にある排気チューブから安全に排気します。これにより、バイアルの破損が大きく減少し、固定ツールなしで使える簡単なスナップ式キャップさえあれば、反応温度をより高くすることもできます。
Microwave Synthesis Vessels
容器

最も幅広い容器が利用可能

Discover 2.0では、最も幅広い高温高圧密閉反応容器を標準装備として提供しています。10・35・100mLの各バイアルで加圧反応を行うことができます。代わりに、最大125mLの丸底フラスコまでの標準的実験ガラス器具を使って、常圧の開放容器での反応も行うことができます。また、使用する薬品がガラスを腐食させる場合(フッ化水素や無機強塩基)でも、炭化ケイ素容器や使い捨てのテフロン® ライナーを使って、最高の結果を手にすることができます。
Camera for Microwave Synthesis
統合型カメラ

反応を観察する

オプションの5メガピクセルのカメラを使用すると、静止画や反応のビデオ映像を記録できます。 観察は化学の重要な要素で、このカメラはドキュメンテーションや出版のサポートに最適なツールです。

アプリケーションデータを見る

ソフトウェア

すべての科学者が直感的に使えるソフトウェア

どんな合成処理においても、メソッドやサイクルを完全にカスタマイズできます。パスワード保護によりユーザーのレベルに応じたアクセスの管理ができ、動作記録のトレーサビリティも完璧です。メソッドをインポートすることで、プログラミングのエラーを削減し、ニッチな化学手法も簡単に利用することができます。

Microwave Synthesis Software
文献から直接マイクロ波を使ったメソッドを作成

装置に統合された標準式/マイクロ波式コンバーターを使えば、わずか数秒でメソッドのプログラミングができます。どんな標準的文献の準備方法も、わずか数クリックでマイクロ波による反応に自動的に変更できます。

Power Control for Microwave Heating
反応を完全に制御
Discover 2.0では、どのマイクロ波合成装置よりも柔軟に装置の制御ができます。標準制御モードで目標温度へ素早く安定的に加熱することもできますし、応用プログラムによって、マイクロ波加熱の本質を探求したり、反応圧力を制御したりすることもできます。

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Remote programming and data viewing for a Microwave Synthesizer
いつでもどこでもデータをレビュー
レポートを作成し、データをレビューし、ローカルネットワークドライブへエクスポートすることが、すべてDiscover 2.0からできます。情報を装置から出し入れするのに、USBは必要ありません。

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Flexible Software for a Microwave Synthesizer
自分の装置で自分の化学処理を
Discover 2.0では、すべての要素を完全にカスタマイズできます。出力の制御、メソッドのパラメータ、データ管理、ユーザーログイン、カラーテーマ、サウンド、ユニット名などのパラメーターを、すべて自分の手で変更できます。

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付属品

自分のDiscover 2.0をカスタマイズしよう

化学処理ニーズに合わせて、システムをカスタマイズしてください。
Autosampler for running batches on a Microwave Synthesizer

自動サンプラー

複数の反応の準備をして、12本用または48本用のオートサンプラーを一晩中稼働させましょう。どちらの自動サンプラーも、10mLおよび35mLの密閉容器に対応しています。

もっと詳しく

Gaseous Addition for Hydrogenations and Carbonylation Reactions with Microwave Synthesis
気体追加キット
気体追加キットは、気体試薬による単一モードマイクロ波反応のために特別にデザインされた唯一のシステムです。気体試薬を使って水素化・カルボニル化などの反応を実行することも、単にこの容器を使ってマイクロ波照射中の不活性気体を確保することもできます。

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Use of Flow chemistry with microwave synthesis
フローセル
10mLおよび80mLの連続型フローセルで、反応のスループットを増加させます。

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