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自動マイクロ波分解システム
Discover SP-D Clinical
機能
ワークフロー
重さを測って、ふたを固定して、 設置すれば、あとはおまかせ。
1. サンプルの重さを測って、酸を加えます。2. キャップをカチッと固定して、システムに設置します。
3.メソッドを選択して、「Play(実行)」を押します。
Play ボタンを押したら、作業はこれで終わりです。システムが残りの作業を行い、完全に分解されたサンプルができたら知らせてくれます。
テクノロジー
独自の技術で、 作業を簡単にします。
正確&効率的なエネルギーの伝達
Discover SP-D Clinical の Focused™ マイクロ波キャビティは、正確に定義された極めて均質なマイクロ波場を作り出します。このキャビティのデザインによって、このシステムは、バッチ式のシステムと比べて、より速く、より高い再現性でサンプルを処理することができます。
揮発性物質の損失なし
バッチ式のシステムでは、容器内が設定圧力に達したときにベントする仕組みの容器を使います。CEM の特許取得済 Activent® テクノロジーを使うことで、Discover SP-D Clinical は圧力を自動的に計測し、容器のベントをコントロールします。こうすることで、事前に設定した上限で慎重にベントすることが可能になり、水銀やヒ素などの揮発性物質を含め、物質の損失を予防します。
より速い分解、高速冷却
CEM の特許取得済 PowerMax™ 冷却は、容器を高速に冷却することができ、分解中に起こる様々な発熱性の反応を避けることができます。さらに、分解後に急速に冷却するため、それによって Discover SP-D Clinical は 1 サンプルあたりわずか 6 分でサンプルを処理することができます。
ソフトウェアが代わりに たくさん働きます。
- 温度・圧力・マイクロ波出力のリアルタイムでの表示
- 様々なサンプルの種類に合わせたインストール済みのメソッド
- 様々なメソッドや種類のサンプルを 1 回の稼働で処理できるサンプルキュー
- 21 CFR Part 11 compliant
- バッチごとではなく、サンプルごとに稼働状況のレポートを自動で作成します。
ドキュメンテーション
Discover SP-D Clinical のシステムは、バッチごとではなく、個別のサンプルごとに分解条件を満たしたかどうかを確認するためのラボレポートを自動で作成します。温度・圧力・出力の各グラフが作成され、分解中の最高温度や最高圧力も記録されます。
利点
処理能力
臨床レベルの処理能力に特化した初めての分解システム
1 サンプル あたり 6 分で分解
サンプルをバッチにまとめることで時間をムダにするのはやめましょう。Discover SP-D Clinical は 1 サンプルずつ分解し、1 つのサンプルを完全に分解・冷却するのにわずか 6 分しかかかりません。48 本のサンプルが設置できる自動サンプラーにサンプルを設置すれば、他の作業を1 時間する間にシステムが 10 本のサンプルを分解します。
急ぎの サンプルを すぐに分解
高度な Synergy-D Clinical ソフトウェアを使うことで、プログラム済みの処理を一度中止して、急ぎのサンプルを先に処理することができます。その後、わずか約 6 分で、分析に使える分解後サンプルが手に入ります。その後、ソフトウェアにプログラムされていた処理を再開させることもできます。
Discover SP-D Clinical で 得られる柔軟性
誰かが見ていなくても、最大 48 個の小さな臨床サンプルを分解します。柔軟な対応が可能な Discover SP-D Clinical を使えば、サイズ・種類・使用する酸が異なる様々なサンプルも 1 つのバッチで処理することができます。
容器
低容量容器で 小さいサンプルを分解
Discover SP-D Clinical は小さい臨床サンプルの分解に特化したデザインになっています。最小 5mg から 100mg までのサンプルを臨床用容器の中で分解します。
容器サイズ |
酸の最小量 |
酸の最大量 |
4 mL | 0.5 mL | 1.5 mL |
10 mL | 1.0 mL | 4.0 mL |
スナップオン・キャップ
クランプやトルクレンチは必要ありません。
特許取得済の使いやすいスナップオン・キャップがあれば、クランプやトルクレンチは必要ありません。親指で押すだけで、キャップを安全に固定することができ、そのまま分解に使用できます。自動化
誰かがついていなくても 48 本の臨床サンプルを 処理します。
自動サンプラーのラックに最大 48 本のサンプルを設置しておけば、あとは Discover SP-D Clinical がやってくれます。このシステムはサンプルに順次マイクロ波を当てて、数分のうちに透明な溶液へと分解し、冷却後にラックに戻します。常に見ていなくてもシステムを稼働させることができるため、施設内で他の仕事をしたり、夜中に稼働させておいて翌朝すぐに分析を行ったりすることができます。柔軟性
様々なサンプル・容器・酸を 一緒に設置できます。
- どんな臨床サンプルでも分解できます(最小 5mg)
- 4mL または 10mL の容器を使って、 1 バッチで様々な酸を使って稼働させることができます。
- 圧力や温度のコントロールはすべて記録に残ります。
左の図は、個別に酸や温度を設定する必要のある様々なサンプルを SP-D Clnical の 1 回の稼働で設置した例です。SP-D Clnical はそれを管理することができ、柔軟な作業が可能になります。
よくある使用法
事前プログラムされた臨床メソッドが スタンダードになります。
血液 |
骨 |
牛の肝臓 |
牛の筋肉 |
牛の血清 |
爪 |
髪の毛 |
組織 |
尿 |
サポート
困った時の 使用法サポート
CEM のアプリケーションチームには、独自に作成したメソッドノートのライブラリがあり、みなさまのメソッドのプログラミングをサポートします。こちらをご覧ください: cem.com/discover-sp-d-80-method-notes.
ご自分の使用法にあったメソッドノートがない場合には elemental.support@cem.com にお問い合わせいただければ、喜んでメソッドを開発させていただきます。